
Z世代の若手社員は、会社の現状に対して、思ったほど満足していないようです。
レバレジーズ株式会社の調査では、Z世代の働き方への満足度は51.5%。一方で、人事や管理職は「社員は今の働き方に満足している」と68.0%が考えており、両者の間には約17ポイントものギャップがありました。現場のリアルな声と、経営側の認識には意外と差があるようです。
Z世代の満足ポイント
Z世代は、「残業時間が短いこと」や「上司との人間関係」に特に満足を感じやすい世代です。また、「心情的な寄り添い」や「異動の提案」など、会社や上司が自分のことを気にかけてくれていると実感できたとき、離職を踏みとどまった経験がある人も多いようです。日々のちょっとした変化や気持ちに目を向けることが、若手の安心感につながります。
中小企業が取れる対策
では、中小企業でも取り組みやすい離職防止策にはどんなものがあるのでしょうか。
キーワードは「コミュニケーション」です。
●悩みや疑問を気軽に話せる場をつくる
⇒定期的な1on1や日報・チャットで、日々の小さな変化もキャッチしましょう。
●若手が日々得た情報や学びを、朝礼やミーティング、チャットで共有する仕組みをつくる
⇒一言でも自分の意見を添えるルールにすることで、思考や感情の変化も見えやすくなります。
●若手社員のインタビューや成功事例を発信する
⇒成長や努力をみんなで認め合い、自己効力感を高めることができます。
●「気にかけているよ」という姿勢を伝える
⇒経営層や管理職も積極的に声をかけ、ちょっとした会話を大切にしましょう。
まずはできることから一歩ずつ始め、会社全体で働きやすい環境づくりと業績アップを目指していきたいですね。
ご不明な点などございましたらお気軽にお声掛けください。
【参考】レバレジーズ株式会社>【2025年版】データで読むZ世代の転職志向―世代・役職比較から見えたギャップとは」
https://media.nalysys.jp/article/6893/