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総務省が「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」公表

クラウドサービスが普及し、重要な社会インフラになるとともに、その設定ミスによるトラブルが増えています。

クラウドの設定ミスによるリスクには、情報漏洩等がありますが、特に個人情報や機密情報が漏洩すると、より深刻な事態につながります。

  • 設定ミス→情報漏洩
  • ファイル破壊→信用失墜・損害賠償
  • 復旧コストの発生→受注機会の喪失や損失の発生

 


総務省が4月26日、「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を策定・公表

ガイドブックは、昨年10月に公表された「クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン」の内容をわかりやすく解説したものです。

クラウドサービスを利用する企業等を主なターゲットにしており、クラウドの設定ミス防止に役立ちます。

 

ガイドブックでは、設定ミスの対策の前提となる基本的な考え方、設定ミスの対策等について解説しています。

また、クラウドサービスの最新動向についてもコラムとして紹介されています。

 

設定ミスの事例

デフォルト変更の事例、個人利用の事例、業務委託先のミスの事例が取り上げられています。

例えば、業務委託先のミスとして、自社のシステムをクラウドに移行する際に、ストレージの設定が「公開」になっていたため、長期間機密情報が公開されていたという事例(業務委託先による設定ミスによるもの)がありました。

 

設定ミスの対策

以下、4つの観点から設定ミスの対策が解説されています。

  1. 「組織・ルール」
    責任者・担当者を明確にする、複数の人材を配置(設定する人とチェックする人をわける)、方針とルール作成
  2. 「人」
    人材育成の計画、情報収集や関係者とのコミュニケーション
  3. 「作業手順」
    作業規則や作業マニュアルの作成
  4. 「ツール」
    支援ツールの導入

 

冒頭にもお伝えしましたが今一度

クラウドの設定ミスによるリスクには、情報漏洩等がありますが、特に個人情報や機密情報が漏洩すると、より深刻な事態につながります。

 

リスク回避の特効薬は、、、クラウドを使わないこと。

クラウドの利便性を享受したいのであれば、、、

企業全体で設定ミスという名の人災抑止に努めていきましょう!

 

 

【参考】総務省>クラウドの設定ミス対策ガイドブック

https://www.soumu.go.jp/main_content/000944467.pdf

 

【参考】総務省>クラウドサービス利用・提供における適切な設定のためのガイドライン

https://www.soumu.go.jp/main_content/000944468.pdf