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「令和5年版過労死等防止対策白書」が公表されました

厚生労働省から、令和5年10月中旬に「令和5年版過労死等防止対策白書」が公表されました。

 

業務上の過労死や自殺については、すぐに新聞やニュース番組のネタになってしまいますが、この白書についても、その内容が大きく取り上げられていました。

 


令和5年版の過労死等防止対策白書>今回の白書の主な内容

●「過労死等の防止のための対策に関する大綱」に基づく調査分析として、睡眠の不足感が大きいと疲労の持ちこし頻度が高くなり、うつ傾向・不安を悪化させ、主観的幸福感も低くなる傾向があること、芸術・芸能分野における働き方の実態、メディア業界や教職員の労災事案の分析結果等について報告。

 

図:理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間別うつ傾向・不安(就業者調査)

●企業や自治体における長時間労働を削減する働き方改革事例やメンタルヘルス対策、産業医の視点による過重労働防止の課題など、過労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介。など

 

職場における過重負荷(ストレス)が原因で精神障害が生じると、自殺に繋がってしまうこともあります。

とにかく防止対策を講ずることが大切ですが、その際、白書が投げかける問題点は無視できません。

傾向を把握したうえで対策を講ずることが重要といえます。

企業におけるメンタルヘルス対策についても、気軽にご相談ください。

 

 

【参考】厚生労働省>「令和5年版 過労死等防止対策白書」を公表します

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35671.html