厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策としてのマスク着用について、屋内では基本的にマスクの着用を推奨するというこれまでの取扱いを改め、今後は個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本としました。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう配慮を呼びかけています。
着用が推奨される場面
ただし、次の場面ではマスクの着用が推奨されています。
- 医療機関を受診する時
- 高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時
- 通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバス(概ね全員の着席が可能なものを除く)に乗車する時
そのほか、
新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く時については、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的としています。
従業員への着用要請は許容
なお、事業者が感染対策上または事業上の理由等により、利用者や従業員にマスクの着用を求めることは許容されています。次のような例が示されています。
- 感染対策上または事業上の必要がある場合に、従業員に対し、マスクの着用を求めること、
- 客層や施設内の環境、感染状況等を踏まえ、顧客に対し、マスクの着用を求めること、
- マスク見直し時期をまたぐ一連の催物において、混乱回避のため従前のマスク着用を求めること
政府が公表する業種別ガイドラインなども参考にしながら、自社の対応を考えていきましょう。
【参考】厚生労働省>マスクの着用について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html