· 

2023年卒大学生の就職活動実態調査

株式会社マイナビが、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生(以下、「学生」という)を対象に実施した「マイナビ2023年卒大学生活動実態調査(9月)」の結果が発表されました。来年入社予定の学生の動向がうかがえます。

 

9月末時点での内々定率は87.3%で過去最高

企業の採用意欲が高まっていることを受けてか、9月末時点での学生の内々定率は過去最高の87.3%となっています。学生の平均内々定保有社数は2.5社で、前年よりも0.2社増加しています。

 

内定通知書に関して

「内定通知書」については、「選考を通過し、自分がその企業に入社する権利があることを企業が伝える書類」と認識している学生が最も多く(27.8%)、本来の意味である「受け取ることで条件付きの労働契約(始期付解約権留保付労働契約)が成立する書類」であると認識している学生は最も少ない(12.8%)という結果が出ています。

 

書類が持つ法的意味について、企業側からの説明が何かしら必要なのかもしれません。

 


面接時のストレス

多くの学生は、志望企業を絞ってインターンシップなどを体験しており、選考に参加している時点で、その企業への志望度合は高いはずです。

 

しかし、第一志望ではない企業の選考の際にその企業の志望順位を聞かれるケースも多いようで(85.9%)、その際、「第一志望であると回答したが、ストレスを感じた」(42.3%)、「本当の志望順位を回答したが、ストレスを感じた」と、明確な志望順位を聞かれることにストレスを感じる学生が半数以上いることがわかりました。

 

社会人として活躍するまでに想定している期間

社会人として活躍するまでにどれくらいの期間を想定しているかという質問に対して最も多かった回答は、「入社後3年目」(45.5%)でした。一方で、「1年目(即戦力として活躍したい)」が9.8%、「2年目」が24.9%と、早い時期から活躍したいと考えている学生も一定数いるようです。

 

 

【参考】マイナビ「「2023年卒大学生活動実態調査(9月)」を発表」

https://www.mynavi.jp/news/2022/10/post_36989.html