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就職観は「楽しく働きたい」が最多

株式会社マイナビが1979年卒より毎年実施している「マイナビ2023年卒大学生就職意識調査」の結果のうち、主要な項目(就職感、企業選択のポイント、行きたくない会社)は次のとおりとなりました。

 

 

就職観

就職観はこれまでと同様に「楽しく働きたい」が最多で37.6%(対前年2.8pt増)となりました。

2020年卒以降、減少傾向でしたが、3年ぶりに上昇に転じました。

 

経済状況の悪化や大きな災害等が起きた際は同項目の割合が減少する傾向にありますが、新型コロナウイルス感染症の観点で見ると、昨年を通してワクチン接種が進んだほか、各種行動制限の緩和などが進みました。そうした状況のなか、学生にとっても社会に対する不安が軽減されたことが、3年ぶりの数値上昇の背景となった可能性も考えられます。

 


企業選択のポイント

企業を選択する場合にどのような企業がよいか(あてはまると思う項目を2つまで選択)を聞いたところ、「安定している」が43.9%(対前年1.1pt増)と最多となりました。

 

「自分のやりたい仕事(職種)ができる」が32.8%で前年比1.8pt減、「給料のよい」が19.1%で前年1.6pt増となり、前年同様トップ3の項目となった「給料のよい」は16年卒調査以来毎年上昇していましたが、前年22年年卒で2.3pt減少。今年は1.6pt増加となりました。

 

行きたくない会社

行きたくない会社(あてはまる項目を2つ選択)を聞いたところ、「ノルマのきつそうな会社」が前年に続き最多で37.4%(対前年1.6pt増)、次いで「暗い雰囲気の会社」で27.1%(対前年1.8pt減)となりました。

 

上位2項目は2008年卒以来変わっていませんが、2022年卒で上位3項目に浮上してきた「転勤の多い会社」が今年も3位となり、前年比1.7pt増の26.6%となりました。

 

 

【参考】マイナビ>「2023年卒大学生就職意識調査」

https://career-research.mynavi.jp/reserch/20220426_27155/