全国の学生等を対象に、特に新入学生がアルバイトを始める4月1日から7月31日までの間、自らの労働条件の確認を促すことなどを目的とした厚生労働省発のキャンペーンです。
平成27年度から実施しており、今年で8年目になります。
労働条件の確認項目
- 労働条件の明示
- シフト制労働者の適切な雇用管理
- 労働時間の適正な把握
- 商品の強制的な購入の抑止とその代金の賃金からの控除の禁止
- 労働契約の不履行に対してあらかじめ罰金額を定めることや労働基準法に違反する減給制裁の禁止
実施項目
(1)厚労省の実施事項
大学等にリーフレットやポスターを送付し、新入学時のガイダンス等での配布やホームページへの掲載依頼、事業主団体への周知、各都道府県および政令市への協力依頼、弁護士や社労士等の関係士業団体等への周知・協力依頼を実施します。
(2)各都道府県労働局の実施事項
大学等での出張相談を行ったり、各都道府県労働局および各労基署にある総合労働相談コーナーに「若者相談コーナー」を設置したり、また事業主等に対するリーフレットの配付等を行います。
事業主における注意・確認ポイント
- 書面による(メール等でプリントアウトができれば可)労働条件は用意しているか
- 勤務シフトの設定は適切か
- 労働時間は適切か
- 商品の強制購入はさせていないか(代金を賃金から控除することも禁止)
- 遅刻や欠勤に伴う損害賠償や労基法に違反する減給はしていないか
このキャンペーンに伴い、事業主は改めてこれらの点を確認しておく必要があります。
【参考】厚生労働省>「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24965.html