総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、正規雇用者男女700名を対象に、近年日本企業でも導入されつつある雇用制度「ジョブ型雇用」について、イメージやメリット・デメリット、希望する働き方などを調査しました。
ジョブ型かメンバーシップ型、どちらを望む?
まず初めに、ジョブ型とメンバーシップ型どちらの雇用形態がいいか聞きました。
ジョブ型を望む人は全体の24.6%。メンバーシップ型(32.1%)の意向がジョブ型をやや上回る結果となりました。
年代別で見ると、20代はほかの年代よりもジョブ型の意向がやや高く、唯一3割を超えています。
ジョブ型のイメージは「専門性を生かせそう」「柔軟な働き方ができそう」
ジョブ型雇用のイメージを聞いたところ、最も回答が多かったのは「イメージができない」(31.1%)。まだまだ新しい雇用形態として、イメージできない人が一定数いるようです。2位と3位には、「専門性を生かせそう」(21.4%)、「能力主義・成果主義に偏りそう」(20.6%)が続きます。
ほかには「評価が厳しくなりそう」「柔軟な働き方ができそう」などが上位にランクインし、ポジティブなイメージもネガティブなイメージも同程度持たれている様子です。
ジョブ型になっても給料は「変わらないと思う」が約半数
続いて、もしジョブ型雇用になったら自分の給料は上がると思うかを聞いたところ、「変わらないと思う」の回答が49.1%。「上がると思う」が16.1%、「下がると思う」が13.3%と「上がると思う」がわずかに上回る結果になりました。
年代別で見ると、いずれの年代も「変わらないと思う」が5割前後を占めており、ジョブ型による給料アップの期待値は低いことがうかがえます。
【参考】株式会社マイナビ>「ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用どちらを望む?それぞれの制度のメリット・デメリット」
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/careertrend/08