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コロナ禍で転職検討者が増加傾向

株式会社MyReferが行った「コロナ禍の転職意向調査」によると、コロナ禍において、転職を考える人が増えていると言います。この調査では、回答者のおよそ8割が「転職を考えた」としています。

 

その理由としては、「会社や事業の将来性に不安を感じたから」(53.6%)、「働き方を変えたいから」(42.4%)、「自分のキャリアを見つめ直したから」(36.4%)が上位でした。

 

会社や事業の将来性に対する不安や、働き方についての価値観の変化から、転職を考える人が増えたと言えます。

 


人材の確保に向けて

調査では、転職を考えた人のなかで、実際に転職をした人は1割程度でした。しかし、いずれは実行に移そうと考える転職予備軍が一定数いるとも考えられます。では、自社の離職を防ぐには、あるいは転職先として選ばれるためには、どのようなことに留意すればいいのでしょうか?

 

まずは、前述の転職を考えた理由に対処することです。

つまり、自社のビジョンを明確に伝える、労働者の働き方の希望やキャリアプランを把握し、それに応えていくこと等が考えられます。

 

次に、転職を考える人が重視する項目に対処することも有効でしょう。

主なものとしては、[1]給料、[2]残業量や休暇日数、勤務体制、[3]勤務地があります。

[3]はもちろん、[1]や[2]も急に改善することは難しいかもしれません。しかし、自社が他社に比べて、これらの項目でどのような位置にあるのか、少なくとも現状を把握することは必要でしょう。

 

転職がポジティブにとらえられる時代が来ています。

人材確保のために何ができるのか、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

【参考】株式会社MyRefer>【コロナ禍の転職意向調査】8割が転職を考えながらも、実際に転職したのは1割のみ 転職活動の手間や、最終的な決め手、働き方をイメージできないことがハードルに

https://myrefer.co.jp/news/p2176