厚生労働省から、性別欄を任意記載欄にする等の変更を加えた新たな履歴書様式例(厚生労働省履歴書様式例)が公表されました。
これまで推奨していた履歴書様式例(JIS規格様式例)との違いを整理しておきます。
新たな履歴書様式例(厚生労働省履歴書様式例)のポイント
新たに作成された厚生労働省履歴書様式例と、これまで推奨していた日本規格協会の履歴書様式例(JIS規格様式例)の異なる点は、次のとおりです。
- 性別欄は〔男・女〕の選択ではなく任意記載欄とした。なお、未記載とすることも可能としている。
- 「通勤時間」、「扶養家族数(配偶者を除く)」、「配偶者」、「配偶者の扶養義務」の各項目は設けないこととした。
厚生労働省履歴書様式例/性別欄の部分
厚生労働省では、事業主の皆様に対し、「採用選考時に使用する履歴書の様式については、この新たな様式例を参考にしつつ、公正な採用選考をお願いします」と呼び掛けています。
雇用保険、健康保険・厚生年金保険の資格取得/喪失手続等において性別の記載は省略されていません。
現時点では、採用選考時(採用面接を含む)は性別を問わない。採用決定→入社確定時に労働者名簿の調製、労働社会保険の資格取得手続等雇用管理のため、戸籍に記載されている性別を確認するといった対応を検討する必要があるでしょう。
【参考】厚生労働省>新たな履歴書の様式例の作成について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_kouseisaiyou030416.html
【参考】厚生労働省>公正な採用選考特設サイト
https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/index.html