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新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルス~厚生労働省調査より

厚生労働省から、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うストレスなど、国民の心理面への影響を把握する調査の結果が公表されました。

 

【参考】厚生労働省>新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査の結果概要

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15766.html

 

性別年代別の特徴としては、以下のとおりです。

  • 全体的に、50歳未満の女性の不安に対する割合が高かった。
  • 30歳~49歳の男性や20歳~49歳女性では、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高かった。
  • 女性の方が男性より「生活用品などの不足への不安」の割合が高かった。
  • 15歳~19歳の人は「自分や家族の勉強や進学に関する不安」の割合が高かった。

 


産業別の特徴としては、、、

「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」の人は、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高くなりました。

 

就業形態別の特徴としては、、、

自営業主(内職者含む)や家族従業者、パート・アルバイト、派遣社員・契約社員・嘱託、無職(新型コロナウイルス感染拡大の影響による失職・離職)の人は、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高くなりました。

 

困ったこと・ストレスに感じたこと

以下の内容を挙げた人が多くなりました。

  • 感染や感染症の情報に関すること、、、「自分や家族が感染するかもしれないこと」(75.5%)
  • 生活に関すること、、、「医療用品・衛生用品(マスクなど)が入手困難なこと」(57.6%)「旅行やレジャーができないこと」(50.4%)
  • 医療・福祉、仕事に関すること、、、「医療機関を受診しづらいなど医療サービスを受けづらくなったこと」(43.1%)
  • 家族などに関すること、、、「家族・親戚・友人などに会えないこと」(47.9%)

 

日常生活における変化(新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比べて)

「睡眠時間」や「飲酒量」の変化については、増加した人と減少した人はほぼ同程度でした。

「運動量」が減少した人が約4割、「ゲームをする時間」が増加した人が約2割いました。

 

 

厚生労働省では、特設サイト「こころの耳」の中で、新型コロナウイルス感染症に関連した不安やストレスと上手に付き合う方法について、専門家からのアドバイスや相談窓口などを紹介しています。

 

従業員の皆様のメンタルヘルス対策にお役立てください。

 

 

【参考】厚生労働省>こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト>新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア

https://kokoro.mhlw.go.jp/etc/coronavirus_info/