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組織と人を成長させる1on1ミーティング

働き方改革・テレワークの浸透などで、社内コミュニケーションの重要性が再認識されています。

そこで注目されているのが、「1on1(ワンオンワン)ミーティング」です。単に「1on1」と呼ばれることもあります。

 

これは、上司と部下が1対1で行う面談です。1回の所要時間は30分~1時間程度で、1週間や1か月ごとなど定期的に開催するのが特徴です。外資系企業やスタートアップ企業等では、すでに文化として定着しています。

 

話し合う内容は、企業によってさまざまです。

現状の確認や、業務上の小さな気づきや困りごと、今後の目標、プライベートについてなどが多いようです。

 

人事評価のための面談とは異なり、その場で評価することはしません。

 

定期的に対話を行うことで、上司と部下の関係性を深めながら、部下自身の気づき・成長を促すことが目的です。

 


どのような効果があるか

1on1ミーティングは、以下のような目的をもって行うと、大きな効果があるとされています。

 

[1]部下の成長を促す

1on1では、上司が問題や解決策を教えるのではなく、対話の中で部下が自ら気づくことを求めます。

これにより、自らの課題について主体的に考え、行動できるようになります。

 

[2]上司の成長を促す

1on1における上司の役割は、部下の考え・感情を汲み取り、適切な方向に導くことです。

聞く力を磨くことで、部下を育成する力を高めることができます。

 

[3]組織の成長を促す

上司と部下が信頼しあい、なんでも話せる組織を作ることができます。

こういった組織では、状況把握や適切な人材配置が行いやすくなります。イノベーションを生み出すことに繋がります。

また、不満や不安にいち早く気づくことができ、定着率の向上にも役立ちます。

 

 

飲み会や喫煙所等でのコミュニケーション機会が減少し、テレワーク等で顔を合わせることすら減っている昨今、かつてより意識して社内コミュニケーションをとる必要があります。

そのための仕組みとしての1on1ミーティング導入を考えてみてもよいかもしれません。