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管理者は「働き方改革」実現に向けてどのようなスキル・能力を高めたいと思っているのか?

これは、一般社団法人日本能率協会が2017年5月~2018年7月に行った管理者向けセミナー参加者を対象に、管理者としての「働き方改革」への意識についてアンケート調査を実施したものです。

 

 

一般社団法人日本能率協会HP>管理者の「働き方改革」に対する意識アンケート結果

https://jma-news.com/archives/aw_newsrelease/1931

 

[回答者]143人

 

[属性]

性別 男性130人(90.9%)、女性13人(9.1%)

年齢 29歳以下:2人(1.4%)、30~35歳:10人(7.0%)、36~40歳:31人(21.7%)、41~45歳:46人(32.2%)、46~50歳:31人(21.7%)、51歳以上:21人(1.4%)

 

 


調査結果の概要

  1. 自社の働き方改革の取組み
    各社の取組みについて、【進んでいる】【進んでいない】【今後の課題】の3つで評価されています。働き方改革の取組みで【進んでいる】として上位にあがったのは、「有給休暇の取得奨励」(62.2%)、「自身の有給休暇の取りやすさ」(49%)、「部下との活発なコミュニケーション」(47.6%)、「部署内のチームワークの活性化」(46.2%)、「上司との活発なコミュニケーション」(44.8%)と、有休およびコミュニケーションに関することでした。

    一方で、【進んでいない】として上位にあげられたのは、「会議・打合せ時間の短縮」(50.3%)、「福利厚生の充実化」(49.7%)、「研究・開発・発生・営業への積極的なリソースの投入」(46.9%)、「業務へのIT技術(RPAやAIなど)の活用」(42.0%)、「構造改革への取組み」(41.3%)と、業務改善や技術投資・施策に関することでした。

  2. 身に付けたいスキル・能力について
    働き方改革の実現のためにどのようなマネジメントに関するスキル、能力を高めたいかという質問について、【人の領域】と【業務の領域】についての回答です。

    【人の領域】については、「コミュニケーション力」が57件と圧倒的に多く、「人材育成」「傾聴力」がともに6件でした。また、【業務の領域】については、「業務改善・効率化」(22件)が最も多く、次いで「マネジメント力」(15件)、「計画・スケジューリング」(8件)、「業務遂行力」(8件)でした。

  3. 働き方改革で実現したいことについて
    多様な働き方をする従業員をマネジメントする管理職として、どのような働き方改革を実現したいかという質問に対しては、「業務改善・生産性向上に関すること」(11件)、「休暇に関すること」(10件)、「残業削減に関すること」(7件)という回答が多くありました。